グレ

生態の違いもあり、例えば産卵期は地域差・水温によりバラつきはあるものの口太グレが春～初夏、尾長グレが秋終わり～冬始まりです。
ウシグレ（オキナメジナ）の産卵期は口太グレと似た時期ですが、夏が旬ではないかというくらい夏になると入荷が増え脂がのっている個体が多くなるようです。

ウシグレは生息域が口太グレ・尾長グレと比較すると狭いこともあり、フカセ釣りのターゲットでグレと言えば主に口太グレと尾長グレになります。
（口太・尾長はほぼ日本全国に加え朝鮮半島や台湾なども。ウシグレは千葉外房～九州南岸の太平洋沿岸、奄美・沖縄、小笠原諸島など）

口太グレ・尾長グレの管理人のそれぞれの印象

管理人はそこまで気にしてグレを見て来なかったため口太・尾長をそれぞれどれくらい釣ったのかはわかりません。
ただ、感覚としては秋に釣れるグレの方が引きが強い印象なため、春が口太、秋冬は尾長がよく釣れてたのでは？と思っています。

磯・堤防で狙えるお魚さんで、グレを専門で狙う釣り人を「グレ師」と言われるほど、グレは人気ターゲット。
基本的にはウキ釣り・フカセ釣りで狙うことが多いが、堤防等ではサビキ釣りでも釣れることも多い。
フカセ釣りのターゲットでグレと言えば主に口太グレと尾長グレになります。

岩礁帯・ゴロタ石・ケーソン帯などに居つくことが多い、もしくは近辺を少し回遊するような印象です。
食性は雑食性で、甲殻類・ゴカイ類・海藻類を好んでたべ、季節によって変化する模様。流れ藻をエサにして釣れることもあるとか。

産卵期は２～６月。春はノッコミグレとして、秋～冬にかけては産卵のために捕食が盛んになる印象。

３～６月、１０～１２月によく釣れる印象。（関西の場合）

15cm前後の小型サイズでも非常にパワフルな印象。
フカセ釣りではウキがグーンと沈み込み、合わせると縦横無尽に暴れまわる。
岩や消波ブロックの隙間に逃げ込もうとするため、竿をいなしてしっかり対応する必要がある。

30cm前後になると底へ引っ張られるような感覚も増えるが、昨今の磯竿が非常に優秀なため、 無理に引っ張らずに竿のしなりで自然と表層へ出てくるのを待ちたい。

沖磯でのフカセ狙いだと50cm以上を目標とされる方が多い印象ですが、グレ師と言われるグレ釣り専門の方だと70cm以上を目標にする方もおられます。
日本記録は尾長グレ83.3cm、口太グレで67.5cmです。一度引きを体験してみたいものですねぇ。

堤防や地磯だとまずは尺グレの30cmが最初の目標となり、そして40cmオーバーとステップアップしてく事になると思います。

管理人の当面の目標

４０cmオーバー!!!

雑食性の魚は磯臭さが目立ちますが、グレは海藻を食べることが多いためか磯臭さが他の雑食性の魚と比較してかなり薄い印象。
また、グレ釣りで主にオキアミを使う人が多いこともあり、これも磯臭さが薄い一つの要因かと。

＜管理人の食べた感想＞

グレの身は癖のない淡白な白身。小さいサイズは甘みを感じる。
お刺身はもちろんのこと、煮付けや唐揚げ、焼き魚と代表的なお魚料理はどれも美味。

特にグレの煮付けは一級品。身が淡白な故に煮汁がよく染み込み、白身がホロっとくずれて口どけが非常によく、ほんのり甘みを感じる。
グレを釣ったらまずは煮付けにして食してほしい。

20cmくらいまでのサイズなら３枚に卸した際の背骨部分は「骨せんべい」にして食べると非常においしい！背びれ・尾びれもパリッとして最高です！
※ 但し30cm前後になると骨が太く固くなるので、しっかり火を通すことと注意して食す必要がある。